船舶建造におけるタンク内塗装は典型的な技能集団の現場であり、塗装作業における自動化の過程では、これまでの常識や作業者の技能の中に潜在していた曖昧さを顕在化させていく必要があります。作業の数値化や定量化が不可欠であるため、ハードだけでなくソフト面でも機器類やシステムの改良を重ね、作業効率と作業環境の改善に向けて技術開発を続けています。
タンク外からのオペレータ指示により、サンドブラストから塗装・仕上げまでを自動で行うことが可能なこの「NACOSU」は、ハードウェア・ソフトウェアともに自社開発。2017年10月現在で22隻の施工実績があります。